大学入試センター試験と私

今の受験生すごいわぁ

我々が受けてきた「大学入試センター試験」はその形を変えて「大学入試共通テスト」として今年から施行されるそうだ。

今の受験生は本当にすごい。
私が受験生だった頃とは比較にならないくらい試験範囲が広く、出題形式も難しい。
そして、より「本質的な学力」を追い求めてきた出題者と対峙しなければならないと思っている。

大学入試センター試験と私

センター試験は今から8年前と9年前に受けた。

一度目のセンター試験はまさに本命だった。
当時は教員志望で、千葉大学の教育学部(教員養成課程)を志していた。
千葉大の教育学部はセンター試験の配点が高く、二次試験は小論文だったので「センター試験で決まる」と言われていた。

そんな中、センター試験の出来はまあまあ(後のリサーチでA判定)だったが、枠が狭いこともあって合格には届かなかった。
(小論文終わった直後は受かった気でいたから、落ちたことにはビックリした。)

そして二度目のセンター試験。今度は一橋大学の社会学部が第一志望だった。

一年間死に物狂いで勉強し、予備校の指導通りセンター試験対策は1カ月の期間に絞ってみっちり対策した。
目標は9割以上で理科(生物)でコケないこと。あわよくば、早稲田もセンター利用で…と考えていた。

それでも予想外のことが起こった。

国語だ。
そんなに出来ない気ではいなかったが、130点しか取れなかった。
170点くらいで計算していたので、この時点で40点もビハインドを背負っていた。

試験後、そんなことには気づかなかった。
絶望感よりも、「明日の数学2Bをどうするか」ということで頭がいっぱいだった。
私はセンター試験は、数学2Bが一番苦手で、「8割くらい取れれば御の字」くらいに思っていた。

後悔はしたくなかったので、1日目の試験が終わった後にも予備校へ行き、数学の勉強をした。
それが功を奏したのかどうかは、わからない。

2日目も予想外のことが起こった。

数学1A。当時、「歴代でいちばん難しい」と言われた試験になってしまった。
これは私も出来が悪かった。1Aは得意だったので100点、落としても1問か2問くらいだろうと計算していったが、大問4つあるうちの3つ目が、半分近く出来なかった。

あの日の数学1Aが終わった後の試験会場の阿鼻叫喚っぷりは今でも覚えている。
私が受験した敬愛大学は、主に浪人生が受験する会場だった。1Aの後、泣いている人もいた。しかも複数。

あの時は私も「ちょっとヤバイな…」と思ったが、次の数学2Bが妙に出来たのでメンタルを取り戻せた。
満点だったので当然だが、1問も間違えている気がしなかったのだ。

配点が10倍の生物もギリギリで踏みとどまり、サッパリできなかった数学1Aも、わからない問題を適当に「ぜんぶ②」にマークしたら、すべて正解だった。これで9点を得ていた。

トータルとしては86%で、ギリギリ一橋大学への挑戦権を得た。

あの時数学2Bでもコケていたら終わっていた。
1日目が終わった後の夜に、数学を勉強したからなのかは分からないが、人間は2つの事柄の間に因果を見出したくなるものだ。

 

強烈すぎた大学入試後の人生

千葉大の教育どころか、MARCHもロクに受からなかった私が、1年後の試験には早慶一橋に受かったのは衝撃だった。
絵に描いたような「逆転合格」で、地元や高校、親戚でしばらくは神童のようにもてはやされた。

あの時の成功体験に、今も引きずられている。

インターネットに夢を見た自分は、親が期待するような「立派な会社員」にはなれなかった。
新卒でIT企業に入り、2年半で辞め、仲間と会社を立ち上げるという、少し変わった人生を歩んでいる。

そんな自分だから、今を頑張る受験生には優しくしてあげたいと思ったりもする。